工藤重典と
ウィーンフィルの
仲間たち
SHIGENORI KUDO &
HIS FRIENDS CONCERT

2003年9月20日(土) 開演18:45


 ハイドン/四重奏曲 ヘ長調 HobXVI:F1 (フルート、ヴィオラ、チェロ&ハープ)
 モーツァルト/アンダンテ ハ長調 K.315 (フルート、ヴァイオリン、チェロ&ハープ)
 ベートーヴェン/2つのオブリガート眼鏡付の二重奏曲 変ホ長調 WoO32 (ヴィオラ&チェロ)
 パリシュ=アルヴァーズ/夢想 Op.82 (ハープ)
 ラヴェル/ソナチネ (フルート、チェロ&ハープ)

 サン=サーンス/幻想曲 イ長調 Op.124 (ヴァイオリン&ハープ)
 フォーレ/悲歌(エレジー) Op.24 (チェロ&ハープ)
 ドップラー/カジルダ幻想曲 (フルート&ハープ)
 ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲 (フルート、ヴァイオリン、チェロ&ハープ)

日本が生んだ世界的なフルート奏者、工藤重典とウィーンフィルの仲間たちを迎えての珠玉の室内楽。コンサートマスターであるライナー・ホーネックのヴァイオリンをはじめ、ヴィオラ、チェロ、ハープによるバラエティに富んだ夢の共演。



工藤重典(フルート)
 札幌生まれ。パリ国立音楽院にて、J.=P.ランパルに師事し、1979年1等賞で卒業。前年の78年に行われた第2回パリ国際フルートコンクールで優勝。《フランス独奏家協議会賞》を受賞。また、80年に行われた第1回J.=P.ランパル国際フルートコンクールでも優勝、《フランス共和国大統領賞》も受賞し、一躍注目された。その後、ヨーロッパ各国、南北アメリカ、アフリカ、アジア、中東など40ヶ国を訪問し180以上の都市で演奏している。また、日本をはじめ各国の主要オーケストラとの共演も多く、その数はすでに30を越えている。01年4月の水戸室内管弦楽団のヨーロッパツアーでは、ウィーンのムジークフェラインザールホールなどで武満徹の2本のフルートの為の「マスク」を岩佐和弘と演奏し大きな話題となった。録音も盛んで、内外で40種類以上のCDが発売されている。83年からランパル国際コンクール審査員。88年松村賞受賞。
 現在パリ・エコール・ノルマル・フルート科教授。サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団の首席フルート奏者。97年7・8月の2ヶ月間NHK教育テレビ「趣味悠々」フルート講座(9回シリーズ)の講師を務めた。99年NHK総合テレビ「トップランナー」に出演。パリ在住。

ライナー・ホーネック(Rainer Honeck、ヴァイオリン・ヴィオラ)
 1961年オーストリア生まれ。7歳よりヴァイオリンを始める。ウィーン音楽大学で学び、77年ウィーンでの青少年コンクールで優勝。78年ウィーン・フィルの「カーム・ベーム」基金より奨学金を授与される。81年ウィーン国立歌劇場管弦楽団コンサートマスター、84年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者として入団。そして92年に同楽団コンサートマスターに就任し、現在はウィーン・フィルの最も重要なポストにある。
 オーケストラ以外の活動にも精力的で、ウィーン・ゾリステン・トリオ、ウィーン弦楽ゾリステンなどの室内楽を主宰している。昨年には名古屋フィルハーモニー交響楽団にコンサートマスターとして招かれ、聴衆のみならず楽団員からも喝采を浴びた。またソリストとしても国際的に活躍しており、CDもポニーキャニオンから「シューベルト/ソナチネ」、「ドヴォルザーク&メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲」が発売されている。
 ホーネックのヴァイオリンはのびやかな歌心、清潔感溢れる弾きぶりで、聴く人の心をなごませてくれ、ウィーンが誇る良き伝統の継承者として期待されている。ヴァイオリンは、オーストリア国立銀行から貸与されている1714年製ストラディバリウスを使用。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター。

フランソワーズ・グローベン(Francoise Groben、チェロ)
 ケルン音楽学校でボリス・ペルガメンシコフに学び、その後、ウィリアム・プリース、ダニエル・シャフラン、アマデウス四重奏団のメンバーに学んだ。1990年にモスクワのチャイコフスキー・コンクールで第2位を受賞、また、ソビエト芸術家連盟とモスクワ・ヴィルトゥオージより特別賞を受賞した。その後主要音楽祭やバイエルン放送交響楽団、NHK交響楽団、レニングラード交響楽団、エルサレム交響楽団、そしてロシア国立オーケストラを含むオーケストラから招待を受けるようになる。また、Cappriccio、EMI、NaxosでCD録音を行なった。室内楽では、98年よりヴァイオリニスト、トーマス・ツェトマイヤー率いるカルテットに参加し、欧州、アメリカ、オーストラリアなどでツアーを行なっている。現在ヨーロッパで最も注目される女性チェリスト。

クサヴィエ・ドゥ・メストレ(Xavier de Maistre、ハープ)
 1973年トゥーロン生まれ。9歳よりハープを学びはじめ、トゥーロン音楽学校で学んだ後、パリ音楽院でジャクリーヌ・ボローとカトリーヌ・ミシェルに師事。同時にパリの政治学校で学び、その後ロンドン大学スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に進む。16歳でパリの国際音楽賞受賞を機に、カディフ、エルサレム、ウィーン等で数々の賞を受賞している。98年、アメリカで開催されたブルーミントン国際ハープ・コンクールで第1位、併せて2つの特別賞を受賞。21歳でルクセンブルグ管弦楽団の第1ハーピストとなり、翌年ロリン・マゼール指揮バイエルン放送交響楽団にソロ・ハープ奏者として招かれ、99年9月、フランス人として初めてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ソロ・ハープ奏者に就任。ソリストとして、これまでロンドン/ウィグモア・ホール、ニューヨーク/リンカーン・センター、ベルリン/コンツェルトハウス、パリ/サル・ガヴォ等に出演。また、ザルツブルグ・モーツァルテウム・オーケストラ、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ルクセンブルグRTL交響楽団、ポール・クレンツ室内オーケストラ、ミュンヘン・バッハ・コレギウム、シンフォニア・ヴィルゾヴィア、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ放送交響楽団等と共演している。現在、フランクフルト音楽大学ハープ科主任教授を務める。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団初のフランス人メンバー。

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