堤 剛
チェロリサイタル
TSUYOSHI TSUTSUMI
CELLO RECITAL

ピアノ:東 誠三

2003年6月20日(金) 開演18:45


 ロカテルリ/ソナタ ニ長調
 メンデルスゾーン/ソナタ 第2番 ニ長調 op.58
 武満 徹/オリオン
 ファリャ/スペイン民謡による組曲
 ショパン/序奏と華麗なポロネーズ op.3

ミュンヘン国際コンクール第2位、カザルスコンクール第1位入賞後、国際的なチェロ奏者として世界の檜舞台で活躍。これまでに「日本芸術院賞」をはじめ、数々の栄誉ある賞を内外から受賞。アメリカを拠点にし、益々円熟味を増している巨匠。



堤 剛(つつみ つよし、チェロ)
 幼時から父に手ほどきを受け、1950年に8歳で第1回リサイタルを開いた。桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋学園高校音楽科を通じ斎藤秀雄に師事し、56年に文化放送賞、翌57年に第26回音楽コンクール第1位および特賞を受賞、60年にはN響海外演奏旅行にソリストとして同行して欧米各地で協演し大絶賛された。
 61年アメリカ・インディアナ大学に留学し、ヤーノシュ・シュタルケルに師事。63年よりシュタルケル教授の助手を努める。同年ミュンヘン国際コンクールで第2位、ブタベストでのカザルス国際コンクールで第1位入賞を果たし、以後内外での本格的な活動を開始。
 現在に至るまで、日本、北米、ヨーロッパ各地、オーストラリア、中南米など世界各地で定期的に招かれ、オーケストラとの協演、リサイタルを行っている。
これまでに受賞した主な賞として「92年度日本芸術院賞」をはじめ、71年、<バッハ無伴奏チェロ組曲>全曲連続演奏会、シュタルケルとの協演、日本音楽の紹介などの目ざましい活動と成果に対して贈られた「第2回サントリー音楽賞」、73年ブリュッセルの"ウジェーヌ・イザイ財団"より作品への優れた解釈に対して贈られた「ウジェーヌ・イザイ・メダル」、74年"ニッポン放送新日鉄コンサート"のために録音した、三善晃の協奏曲演奏に対して贈られた「芸術祭放送大賞」、87年「第7回有場賞」及び「モービル賞」、93年「日本芸術院賞」、97年のサントリーホール堤剛プロデュース公演で現代日本の作曲家たちを取り上げた成果による98年「中島健蔵音楽賞」などがある。
 レコード録音における活躍も目ざましく、《バッハ無伴奏チェロ組曲全6曲》で、「70年度芸術祭優秀賞」を、《ベートーヴェン・チェロ・ソナタ全集》で、80年度レコードアカデミー賞および芸術祭優秀賞を受賞した。
 88年秋よりインディアナ大学の教授を努めている。

東 誠三(あずま せいぞう、ピアノ)
 1962年に生まれ、スズキ・メソードの片岡ハルコ氏の下でピアノの基礎教育を受けた後、東京音楽大学付属高校から東京音楽大学へと進む。名教師として名高い、故 井口愛子をはじめ、野島稔、中島和彦の各氏に師事。83年日本音楽コンクール優勝で注目を浴びた後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学し、J.ルヴィエ、J.C.ペヌティエ氏らに師事。数多くの国際コンクール(86年日本国際、87年ポッツォーリ(イタリア)、88年モントリオール(カナダ)、90年ヴィオッティ・ヴァルセジア(イタリア)、93年カサドシュ(アメリカ)など)に優勝・入賞し、演奏活動に入る。これまでにヨーロッパ、北米、中国でリサイタル、オーケストラと協演。国内では93年日本フィル定期デビュー(ブラームス協奏曲第1番)の後、NHK交響楽団はじめ仙台フィル、読売日響、東京都響、大阪センチュリー響、九州交響楽団、神奈川フィルなど主要オーケストラにソリストとして招かれ、好評を博す。
 近年の活動では、97年紀尾井ホールでのリサイタルで採り上げた「ショパン:24の前奏曲」の演奏が高い評価を受け、第24回日本ショパン協会賞を受賞。99年7月の仙台フィル定期演奏会では、広上淳一(指揮)とラフマニノフの協奏曲第3番を協演し、圧倒的な成功を収めた。
 ソロ活動の一方、東は室内楽にも強い意欲を示し、東京フィルのコンサート・マスター三浦章広(Vn)、N響首席の藤森亮一(Vc)と結成した「ボアヴェール・トリオ」での活動をはじめ多くのトップ・ソリストたちと共演し、絶妙なコラボレーションを聴かせている。
 CDはソロ盤「ベートーヴェン:悲愴&告別ソナタ、シューベルト:即興曲集」、「ラ・カンパネラ~リスト名曲集」をセイコーエプソンからリリース、また、共演盤も数多く、いずれも好評を博している。
 現在は、東京音楽大学、国際スズキ・メソード音楽院、山梨学院大学ミュージックアカデミー、各地のマスタークラスなどで後進の指導にも当たっている。将来のピアノ界を担う存在の一人として期待を寄せられている。

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